今年就職活動が始まった息子
先日、めでたく成人式を終えて、誕生日も迎えた息子。
たまたま息子を学校に送って行く機会がありました。
その時に
「就職は東京に行こうかと思ってる」
と言われました。
そっかそっか
とは思っていましたし、私自身も若かりし頃は親元を離れて東京で暮らしていたので、反対ではないのですが
一緒に暮らせるのもあと1年なんだなぁと…
早く出て行ってくれないかなぁ
なんて思っていた頃もあって
というかむしろそんな日々は結構長かったのです。
手のかかるちょっと風変わりな息子
31歳くらいの時に、異様な程、薔薇の花を何鉢も育てていて、数えてみたら70鉢以上で、その時に
私何か育てたいのかな?と気がつきました。
それで、その本能のようなものに気がついて、息子を授かったのが32歳。そして33歳で出産しました。
遡ると生まれた時から本っ当に手がかかる子でした 笑
というか、出産の時もかなりの難産で、膣内が螺旋状に切れてしまう程…
抜糸の時に先生にも「こりゃ、大変だったね。」と労われたくらいでした。
出産後ボロボロの身体を引きずるようにして、母乳を与えましたが、出産前に自分でちゃんと愛情もって育てられるのか心配したのを一掃するくらい、息子はとてもかわいかったです。
とはいえ、茨の道の子育てはこうして始まったのです。
生まれて直ぐの頃は母乳が上手く出なくて、それでも諦めずに母乳で育てようとは思っていましたが、足りない分をミルクで足そうと思っても、チュパチュパしてるだけで、全く飲んでくれてなかったり
出ないのに吸われる事で、乳首がゴッツリと切れて、血まみれになったりもしました。
その他にもベビーカーから勝手に降りてハイハイしてたり
じゃあ、おんぶ紐でおんぶして歩けば、私より先に手を出して商品を取ったり。(私の頭の方によじ登ってくる)
歩けるようになったらなったで、勝手にいなくなるし。
(何度か本気で泣きが入りました)
壮絶すぎて疲弊した反抗期
反抗期の格闘の日々は本当に辛かったです。
父親不在で、私と掴み合いの喧嘩になったりすることも。
(離婚する前から殆ど家にいない人だったので)
話すのも面倒くさかったんだろうし、優しく話すのもちょっと違うという感じだったのか、当たりの強い日々。
同じ家に住んでるんだから仲良くやろうよ!って何度言ったかわからないです。
そんな息子も19歳辺りから極々普通に柔らかく話すようになってくれて、家の中が平和になってきた今日この頃。
お別れは近づいてるんだなぁと思ったらちょっとおセンチに…
不思議な子なんですが、そんな激しい反抗期の中でも時々
ギューっと抱きしめてきたりもするスキンシップが必要な息子。
それは今でも変わらず、「でっかいからキモい!」とあっちいけみたいにしても
「ちょっとだけ、いいじゃん」なんてハグしてきます 笑
(こんなだから、彼女とかいないタイプかといえば、それはそれでちゃんと存在してたりします。)
手がかかる、ちょっと不思議な息子。
息子を見送る覚悟
一度一人暮らししたら、一緒に住む事はもうないでしょう。
私もそうでしたし、例えば息子が結婚しても同居は全く考えていないので、きっとこれが最後なのかなと思っています。
まぁ、就職先によって変わってくるので、もしかしたらこのまま数年は一緒に暮らすかもですが、いずれは別々に暮らすだろうと予想。
そう考えると人間の人生の後半て、お別れの連続なんだなと思いました。
子育てが終わって巣立っていって、父や母が年老いて亡くなる日がいずれやってきて、自分も年をとり、友達ともお別れする日がくるのです。
え
悲しすぎる。
こんな事書いてると病んでる人みたいですが、そんな考えが極自然にストンと入ってきました。
そして思ったのが、本っ当にありきたりというか、よくあるパターンというかなんですが
大切に暮らさなきゃと思ったのです。
今、こうして暮らしている毎日が当たり前なのは今だけで、日々少しずつ生活は変化して当たり前ではなくなっていきます。
3年前位だとそれ程変わってなかったりしますが、5年前だとその頃とは結構違った生活になってたりします。
人間誰しも
あーしとけばよかった
こーしとけばよかった
と思うでしょうが
それでも少しだけ意識して
ちょっとだけマシな日々を過ごしたい。そうしよう!と思いました。
不思議とそう思うことで、話し方や行動も変わってきますね。
もしかしたら、カウントダウンな息子との生活をできるだけ今よりマシになるように頑張ってみます。
中学生や高校生の男の子のお母さんで、反抗期の荒波に挫けそうになってる方、たくさんいらっしゃると思いますが
ちゃんと大人になります。
ちゃんと優しくなります。
だから大丈夫!
時には本気でぶつからなければって時もあるかもしれませんが
真っ向勝負ばかりではなく
時には気持ちをうまくそらしなから頑張って下さい。
応援しています。(息子の反抗期のお話はまた別の機会に書こうと思います。)
そして私ももう少し頑張ります。
最後まで読んでくださって有難うございました。