我が家のネコのケース
これから猫を飼われようと思っている方や、既に一緒に住んでいらっしゃって、膀胱炎に悩まれている飼い主さんに向けて書こうと思います。
我が家のネコのプロフィール
我が家に2014年8月生まれのネコがいます。
息子が中学生の時に公園で部活動をしていて見つけた野良猫ちゃん。
その頃には、既に1ヶ月半から2ヶ月くらいの体格だったので、8月生まれと勝手に決めています。
私が猫好きなので、息子や娘が生まれる前から2匹の猫と一緒に暮らしていました。
その猫達は20年も生きてくれて、老衰で亡くなってしまって寂しい思いをしていたのですが、余りに存在が大きすぎて、わかれが辛すぎて、もう猫を飼うのはやめようと思っていたので、息子が子猫を持ち帰ってきた時に、どうしよう…と正直思いました。
でもでもやっぱり可愛い。
何かの縁だもの、一緒に暮らそうと決意して今にいたります。
さて、彼女の名前はツッキー。
大好きな銀魂(ジャンプで連載されていた漫画です)の大好きな月詠さんのニックネームを頂きました。
猫年齢は7歳、人間でいうと44歳くらい。
普段は、猫にしては人懐こくて、お客様がいらっしゃると必ず挨拶してくれて、名前を呼ぶと走ってきてくれる、ワンコちゃんみたいな優しくてちょっとだけお行儀が悪い時もある可愛い子です。
さて普段は元気なツッキーですが、年に1から2回の割合で突発性膀胱炎になります。
小さな時からオシッコが出るまでに時間がかかるなぁと思っていました。
以前暮らしていた2匹の猫さん達は、オシッコで悩まされたことがなかったので、猫さん達の55%から75%がオシッコの何らかの悩みがある事を知りませんでした。
ツッキーの膀胱炎は膀胱結石や細菌感染が原因ではなく、何らかによるストレスによるものとのこと。
考えられるストレスとその軽減策
ツッキーはおトイレが汚れていることに対して神経質な方だと思われるので、トイレを海外製の多頭飼育用の大きい物と通常の大きさの物の2つ設置。
ご飯の側に置いてある水はあまり飲まず、お風呂場の水を飲んでいるので、バスルームに大きめな水桶を設置。
人といるのが好きで、必ず誰かの近くにいるので、
日中家族が誰もいない日が続いた際は、こちらからもツッキーに声をかけて近くにいるようにする。
パソコンデスク、ベッドルーム、リビングルームに猫ベッド設置。
この様にして、あれこれ考え、対策して、この頃落ち着いているなと安心していたのですが、
猫トイレの砂をずーっとガサガサこねる音が…
「始まったかな?」と思ったところやはり。
息子の布団の上で猫砂をこねる様な仕草をしてオシッコをしよつとするポーズ。
これは始まってしまったな。
少し様子を見るとそのまま治る時もあるのですが、今回はやっぱり病院に行かなきゃなヤツでした。
あっちでこっちでオシッコスタイルなので、これは辛そうです。
猫の特発性膀胱炎が疑われる症状とは
〇頻尿
やたらとトイレに行きます。オシッコが出ていないのに、もしくは極々少量なのに何度も砂をかきます。
〇トイレに長時間いる
ふと見るとトイレに座っています。ポーズを何度も変えて、座りなおしてのループ。
〇トイレ以外で尿を漏らす
ツッキーはなぜかふわふわした布団を好んで、そこにオシッコをしようとします。膀胱炎になったときは布団のある部屋には入れられません。
〇血尿
薄いオレンジ色の尿になってしまいます。
〇グルーミングの回数が非常に多い
ツッキーの場合、ずーっとお尻をなめています。しっぽやお尻がジャンプーしたかのように濡れていることも…
今回の突発性膀胱炎の治療
主治医さんに連れて行って診てもらったところやはりいつもの突発性膀胱炎。
抗生物質の注射を背中にしてもらって、飲み薬を頂いて帰宅。
通常はこれで治るのですが、今回は違いました。
その日の晩は落ち着いていたのですが、次の日の朝からあのガサゴソという砂をいつまでもこねる音…。
しかも血が混じったオシッコがあちこちに点々と落ちてます。
直ぐに主治医さんに連れて行きました。
今回もエコーでお腹の中を診ていただいたところ、遺物は見られず、膀胱炎を拗らせた様です。
今回は1週間体の中で戦ってくれる抗生物質を注射して、背中に体内水分を増やす点滴を5分して帰宅。
先生の処置が適切だったらしく、血尿ではなくなり、通常の量のオシッコがしっかり出たので、落ち着いたようです。
安心しました。
獣医さんの説明
先生が説明して下さったのですが、
ネコのオシッコって濃度がかなり高いとのこと。
臭いが強いのもそのためで、元々余り水分も摂らない動物らしく、逆にジャブジャブ飲んでる時は糖尿病の疑いがあるらしいのです。
それでその濃いオシッコが膀胱内の炎症部分を刺激するので、更に残尿感や尿意を感じて何度も踏ん張ってしまうそうなんです。
今まで一緒に暮らしていたネコさんたちがたまたま、そういうことに悩まなくてよい体質だったので、このことは知りませんでした。
なるほど納得です。
飼い主である私がストレスの元凶だった
よくよく考えてみたんです。
私かも。
というか、ツッキーは私のことは好きではいてくれてると思うんです。
壁紙を貼ってる時も 笑(壁や壁紙を点検してくれて、近くでじっと見ていてくれてる)
パソコンで仕事してる時も(足元においたベッドに寝て仕事がおわるのを待ってくれてる)
ベッドで寝てる時も(足元に必ずいて、一緒に寝てくれてる)
お風呂の時も(バスマットの上で待ってくれている)
とにかく近くにいてくれます。
が、私も可愛くてついついギューって抱っこしちゃうんですよね。
嫌がってるのに。
普通に抱っこすればいいのに
「これが唯一のツッキーの仕事だから」
なんてふざけてジタバタして逃げようとしているツッキーをぎゅっとしてしまったりして…
きっとツッキーは近くにはいたいけれど、抱っこされるのは自分のタイミングでしたいタイプの子なんだ。
やめよう。
今までごめんね。
嫌いにならないでくれてありがとう。
もしかしたら違うかも知れないけど。
でも、最近、顔の形が変わるくらい耳を後ろに引っ張ってイカ耳してるツッキーを何度か見てたなって。
申し訳なかったなぁ。
突発性膀胱炎はストレスが大きな原因。
ストレスをゼロにできるように、上手に距離をとって、言葉が通じない分、ツッキーの気持ちに敏感になろうと心に誓いました。
もしも、同じような症状で悩まれている飼い主さんがいらっしゃったら、悪化させないように直ぐに病院に連れて行ってあげてください。
とはいえ、特異的な治療薬はないので、先ほども言ったように、ストレスを取り除くことが治療となりますので、主治医さんに詳細をお話しして改善できる点があれば、対処することをお勧めします。
こんなダメな飼い主ではあるのですが、今もこうしてベッドにいてくれてるツッキーです。
最後まで読んでくださって有難うございました。